家計の支出バランス比較
1か月の支出を食料・住居・光熱・水道など10費目に分けて入力すると、総務省統計局「家計調査」(2025年平均)の全国平均と、支出に占める割合を比べられます。手取りを入れると黒字と黒字率もわかります。平均は目標ではなく、比べるための目安です。
費目に金額を入れると、支出の内訳を全国平均と比べます。
この比較の考え方
総務省統計局の「家計調査」は、全国の世帯に家計簿をつけてもらい、収入と支出を調べる統計です。支出のうち、いわゆる生活費にあたる「消費支出」は、食料・住居・光熱・水道・家具・家事用品・被服及び履物・保健医療・交通・通信・教育・教養娯楽・その他の消費支出の10大費目に分けて公表されています。このツールは、あなたの1か月の支出を同じ10費目に分けて入力すると、それぞれが支出の合計に占める割合を、全国平均の割合と並べます。
統計局の用語では、税金や社会保険料(直接税・社会保険料)は「非消費支出」で、消費支出には含まれません。手取りは「可処分所得」(実収入から非消費支出を引いた額で、いわゆる手取り収入)にあたり、「黒字」は可処分所得から消費支出を引いた額、「黒字率」は可処分所得に占める黒字の割合、「平均消費性向」は可処分所得に占める消費支出の割合です。
額面の収入から手取りを求めたいときは、姉妹サイトのお金計算の「手取り計算シミュレーション」が使えます。
全国平均の一覧(2025年・1世帯あたり1か月)
ツールが比べている全国平均です。金額は統計局の表にある月平均額で、割合は支出の合計に占める割合です。二人以上の世帯のうち勤労者世帯は、統計局の概要に割合(図)だけがあり、費目別の金額はありません。
| 費目 | 二人以上の世帯(全体) | 単身世帯(全体) | 二人以上・勤労者世帯の割合 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 金額 | 割合 | 金額 | 割合 | ||
| 食料 | 94,895円 | 30.2% | 49,321円 | 28.5% | 27.1% |
| 住居 | 18,678円 | 5.9% | 21,667円 | 12.5% | 5.8% |
| 光熱・水道 | 24,547円 | 7.8% | 13,333円 | 7.7% | 7.0% |
| 家具・家事用品 | 13,068円 | 4.2% | 6,120円 | 3.5% | 4.0% |
| 被服及び履物 | 10,063円 | 3.2% | 4,908円 | 2.8% | 3.5% |
| 保健医療 | 15,863円 | 5.1% | 8,754円 | 5.1% | 4.2% |
| 交通・通信 | 45,730円 | 14.6% | 19,334円 | 11.2% | 16.4% |
| 教育 | 11,939円 | 3.8% | 37円 | 0.0% | 5.4% |
| 教養娯楽 | 32,125円 | 10.2% | 21,173円 | 12.2% | 9.8% |
| その他の消費支出 | 47,093円 | 15.0% | 28,396円 | 16.4% | 16.8% |
| 消費支出(合計) | 314,001円 | 173,042円 | 346,297円 | ||
二人以上の世帯のうち勤労者世帯:平均世帯人員3.20人、有業人員1.81人、世帯主の平均年齢51.0歳。二人以上の世帯(全体):平均世帯人員2.87人、世帯主の平均年齢60.7歳(勤労者世帯・無職世帯などをまとめた平均)。単身世帯(全体):世帯主の平均年齢58.6歳(勤労者世帯・無職世帯などをまとめた平均)。
費目の金額を足した合計は、月平均額の端数処理により、統計局が公表する消費支出の合計と1円ずれることがあります(単身世帯は173,043円と173,042円)。割合も小数第1位に四捨五入しているので、合計がちょうど100%にならないことがあります。
勤労者世帯(二人以上)の収入と黒字率
統計局の概要には、二人以上の世帯のうち勤労者世帯(世帯主が会社や官公庁などに勤めている世帯)の収支が、世帯主の年齢階級別に載っています。手取り(可処分所得)に対して、どれだけが支出(消費支出)になり、どれだけが黒字になったかを示す数字です。
| 世帯主の年齢 | 実収入 | 非消費支出 | 可処分所得(手取り) | 消費支出 | 黒字 | 平均消費性向 | 黒字率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均 | 653,901 | 121,493 | 532,408 | 346,297 | 186,111 | 65.0% | 35.0% |
| 40歳未満 | 645,562 | 104,025 | 541,537 | 301,216 | 240,321 | 55.6% | 44.4% |
| 40〜49歳 | 713,746 | 135,013 | 578,733 | 353,622 | 225,111 | 61.1% | 38.9% |
| 50〜59歳 | 718,283 | 148,418 | 569,865 | 374,940 | 194,925 | 65.8% | 34.2% |
| 60歳以上 | 520,432 | 87,702 | 432,730 | 335,910 | 96,820 | 77.6% | 22.4% |
単位は円(1世帯あたり1か月)です。黒字は貯蓄そのものではありません。統計局の資料によると、2025年の二人以上の勤労者世帯の黒字の内訳には、預貯金・保険・有価証券などの金融資産の純増のほか、土地や住宅の購入のための借金の返済(純減)などが含まれています。
比べるときの注意
- 全国平均は、世帯の人数・年齢・住まい方・地域の違いを平均した値で、あなたの世帯にとっての目標や適正な水準ではありません。平均より多い費目があっても、それが良い・悪いという意味はありません。
- 「二人以上の世帯(全体)」と「単身世帯(全体)」は、勤労者世帯だけでなく、年金などで暮らす無職の世帯も含めた平均です。平均世帯人員や世帯主の年齢は、上に示したとおり、比べる相手によって大きく違います。
- この表の「食料」は、他の世帯への贈答品などを含む金額です。統計局が別に公表する「エンゲル係数」(2025年は28.6%)は、贈答品などを除いた食料費の割合なので、この表の食料の割合(30.2%)とは一致しません。
- 「住居」の中身は、統計局の表では家賃地代や設備修繕・維持などです。住宅ローンの返済は消費支出ではなく、黒字の内訳(土地家屋借金の純減)に含まれます。ローンの返済額を、住居の欄に入れないでください。
- 入力した金額は、ブラウザの中だけで計算され、外部には送信されません。これは一般的な情報で、個別の家計への助言ではありません。
データについて
全国平均は、総務省統計局「家計調査」(2025年(令和7年)平均)の結果を、割合の計算などのために加工して作成しています。統計局が新しい年の結果を公表したときは、数字が変わるので、このページも更新が必要です。転記した数字は、統計局の定義(実収入 − 非消費支出 = 可処分所得、可処分所得 − 消費支出 = 黒字など)が表の中で成り立つことを、テストで確かめています。
出典
計算結果は一般的な目安であり、法律・税務その他の専門的助言ではありません。航空券や契約書、期限の管理など重要な場面では、公式の情報や専門家の説明でもご確認ください。