子どもの定期接種の対象期間の計算

子の生年月日から、定期接種(予防接種法の無料の予防接種)の対象期間を日付で表示。5種混合・肺炎球菌・Hib・B型肝炎・ロタ・BCG・MR(麻しん風しん)・水痘・日本脳炎・2種混合・HPVを、始まる順に。「生後○月に至るまで」の数え方は厚生労働省の事務連絡どおり。

子の生年月日を入れると、定期接種(無料で受けられる予防接種)の対象になる期間を、始まる順に日付で表示します。

日付の数え方(厚生労働省の事務連絡の例)

定期接種の対象者は、予防接種法施行令3条の表に、「生後2月から生後90月に至るまでの間にある者」「1歳に至るまで」「9歳以上13歳未満」のように書かれています。厚生労働省は、この数え方を事務連絡(令和2年2月4日)で次のように整理しています。このツールは、その数え方のとおりに計算します。

  • 歳は、誕生日の前日の24時に達します。令和2年4月1日生まれなら、1歳に達するのは令和3年3月31日です。「1歳に至るまで」は令和3年3月31日まで(その日を含む)、「1歳以上」は令和3年3月31日から、という意味です。誕生日当日ではなく、前日です。
  • 月は、翌月以降の同じ日の前日に達します。2020年4月1日(水)生まれの子が生後1月に達するのは2020年4月30日(木)です。同じ日がない月は月末です。2020年1月31日(金)生まれなら、2月29日に生後1月に達します。
  • 「生後3月から生後6月に至るまでの間」は、2020年4月1日(水)生まれなら2020年6月30日(火)から2020年9月30日(水)までです(事務連絡の例)。
  • 水痘は、厚生労働省のページが「生後12か月から生後36か月に至るまで(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)」と書いています。2025年6月15日(日)生まれなら、2026年6月14日(日)から2028年6月14日(水)までです。

条文の読みと独立に、条文の表の文言を漢数字から読み取って1日ずつ数える別の計算を作り、2000〜2004年のすべての生年月日で、このツールと一致することをテストで確かめています。

ロタウイルス(日数で数えます)

ロタウイルスの対象は、「生後6週に至った日の翌日から」で、終わりはワクチンの種類で違います。施行規則2条の3は、経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン(ロタリックス)は生後24週に至る日の翌日まで、五価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(ロタテック)は生後32週に至る日の翌日までと定めています。事務連絡の数え方では、これは出生6週0日後から、出生24週0日後まで・出生32週0日後までで、生まれた日の翌日を出生1日後とします(出生日の42日後・168日後・224日後)。

厚生労働省のQ&Aの例(2026年3月1日(日)生まれ)は、定期接種の開始が2026年4月12日(日)、生後2月が2026年4月30日(木)、出生14週6日後が2026年6月13日(土)、ロタリックスの最後の日が2026年8月16日(日)、ロタテックの最後の日が2026年10月11日(日)です。このツールの計算と一致します。7月31日生まれは、9月30日に生後2月に至ります。

出生14週6日後は、「初回接種の標準的な時期の終わり」です(定期接種実施要領)。対象期間の終わりではないので、このツールは表示しません。

麻しん・風しん第2期とHPVは「年度」で決まります

麻しん・風しん(MR)の第2期は、施行令3条で「5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の一年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの」です。小学校の入学は4月1日で(学校教育法17条、施行規則59条)、4月1日生まれは前の学年に入ります。2020年4月1日(水)生まれは2025年4月1日(火)から2026年3月31日(火)まで、翌日の2020年4月2日(木)生まれは2026年4月1日(水)から2027年3月31日(水)までです。5歳以上・7歳未満の条件は、2000〜2040年のすべての生年月日で、この「就学前の1年」を狭めないことを確かめています。

HPVは「12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子」です。歳に達する日を誕生日の前日と読むと(事務連絡と同じ数え方)、4月1日生まれは前の年度になります。2014年4月1日(火)生まれは2025年4月1日(火)から、2014年4月2日(水)生まれは2026年4月1日(水)からです。この読みは、2000〜2040年のすべての生年月日で、小学校6年生の4月1日から高校1年生の3月31日までと一致します(厚生労働省の「小学校6年から高校1年相当」という説明と同じです)。年度で読む箇所に日付の例は資料にないので、この読みはこのツールのものです。

このツールが計算しないこと、確認できていないこと

  • 標準的な接種時期(いつ受けるのがよいか)、接種の回数、接種と接種の間隔は、計算しません。これらは、予防接種法施行規則・予防接種実施規則・定期接種実施要領と、お住まいの市区町村の案内、かかりつけ医で確認してください。表示する日付は、無料の定期接種として受けられる期間です。
  • 長期にわたり療養を必要とする病気などで、対象の期間に受けられなかった場合の特例(施行令3条2項。多くは接種できるようになった日から2年)、日本脳炎の生年月日による特例、HPVのキャッチアップ接種、すでに病気にかかったことのある場合の扱いは、計算しません。
  • HPVは、条文が「女子」としているため女子のみを対象に載せています(2026年11月5日に確認した現行の条文)。高齢者の定期接種(インフルエンザ・肺炎球菌・帯状疱疹・新型コロナ)と、妊婦のRSウイルスワクチンは、子の接種ではないので扱いません。
  • Hibは、ワクチンの種類で終わりが違います。Hibワクチン単独は生後60月に至るまで、5種混合ワクチンは生後90月に至るまでで、後者は上の「5種・4種混合」の行の期間です。4種混合の対象の読みは、条文の表の「ジフテリア・百日せき・急性灰白髄炎・破傷風」の行によります。
  • 任意接種(おたふくかぜなど)や、自治体が独自に助成する予防接種は扱いません。条文は、e-Govの2026年10月1日施行の版(2026年11月5日に確認)、定期接種実施要領は令和8年6月1日改正後全文です。制度の改正があれば、日付は変わります。

生年月日の数え方に迷ったら、年齢計算(誕生日の前日に年をとる数え方)と、早生まれのガイドが参考になります。

出典

計算結果は一般的な目安であり、法律・税務その他の専門的助言ではありません。航空券や契約書、期限の管理など重要な場面では、公式の情報や専門家の説明でもご確認ください。